ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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クローズアップ現代「稼げる大人」になる!?の内容が実に興味深かった。

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いつの時代も子どもの教育というのは親の頭を悩ませるものです。子育てというのは正解がわからないので、色々な情報が出回りますしそれに右往左往してしまう親御さんもいるのではないでしょうか?

 

さて今回はそんな「子どもの教育」に関連したお話です。僕はよくNHKのクローズアップ現代を見るのですが、番組で取り上げられていたお子さんと親御さんが二人三脚で取り組む受験競争の動きがとても興味深かったのでここで取り上げてみることにします。

 

中学受験のために公立小学校を選ぶ?

 

中学受験というといつの時代も一定数いましたが、最近ではいわゆる「中学受験をするために公立小学校を選ぶ」という動きがあるそうです。

 

僕の認識からすると、公立小学校は今まで住んでいた地域にそのまま通って中学受験に個々の家庭で備えるという認識でした。しかし最近はそうではなく公立小学校に入る時点で「中学受験にいかに有利か?」というのを基準に学校を選び移住を検討する親御さんがいるとのこと。

 

例えば番組で取り上げられていたある女性の方はご長男が誕生をしたのを機に千葉から東京へと引っ越すそうです。その理由も「私立中学への進学率の高さ」というのが決め手。

 

そのための準備も惜しみません。公式の情報だけでなくネットの掲示板も利用します。なぜなら掲示板にはその公立小学校を卒業した方や、今現在お子さんを通わせている親御さんが書きこんだであろう情報がたくさん掲載されているからです。

 

そうやって情報を集めて評判がいいところにはさらに足を運びます。それも理由が明確で「中学受験に強い塾があるかどうか」というのを実際に確認するためです。

 

自宅になるべく近い塾に通わせてあげることで本人も通いやすいだろうという考えのわけですね。完璧に受験中心の学校選び。正直この時点で「す、すげぇな‥‥‥。」という感想。なんせ僕とは全然違う環境のことなんでね、そこまでする親がいるのかというのが正直なところでした。

 

さらに最近ではその中学受験に強い塾に入ることもすごく競争が激しいらしく、そういう塾に入るための塾、さらに塾の授業についていくための塾というのもあるそうです。どんだけ塾に通えばいいんだって話ですが、実際に需要はあるから成り立っているのでしょう。

 

不動産屋も中学受験に強い小学校を売りにしている

 

前述した親御さんのように「中学受験のために公立小学校を選ぶ」という親御さんが増えてきているからなのでしょう。不動産屋でもそういった方をターゲットとして物件を売り出しているそうです。

 

例えばある不動産やでは学区ごとの平均世帯年収を国勢調査などのデータをもとに計算して公表しています。なぜかというと

 

「年収が高い→親の学歴が高い→親の学歴が高いほど教育熱心である」

 

という図式が成り立つからですね。

 

たとえば東大生の親の年収|年収ガイドによりますと、2012年の調査では東大生の60%以上で世帯年収が950万円以上というデータが出ています。つまり年収が高ければいい大学に行ける可能性が高いというのは共通の認識になっているわけです。そして高い学歴があればいい企業に就職しやすいというのは多くの方がご存知のはず(今後はどうなるかは分からないけど)

 

つまり平均年収が高い地域であれば、そこにいる親御さんたちの教育への意識も高い、だったら高い年収の人たちがいる地域を公表することで子供に中学受験をさせようと考えている親御さんに「この地域は教育熱心な地域ですよ。なぜなら平均年収が高い地域ですから」と訴えかけるわけですね。

 

実際こういう年収データを公表することで反応する親御さんたちもいるとのことですから、この不動産屋の試みというのは一定の成功を収めていると言えるでしょう。

 

さらに別の不動産屋では「学区を売りにした広告」も出しているそうです。

例えば教育熱心な○○区の○○小学校というところがあったとしたら

 

「○○区の○○小学校の学区内物件空いてます!!」

 

という風に打ち出すわけです。ターゲットは完全に中学受験を子供にさせようと思っている親御さん。多少お値段が高くても子供のためならということで物件を借りる人は一定数いますし、中学受験のためその学校に通う6年間だけ物件を借りる親御さんもいるとのこと。

 

すごいですよね。学区で売り込むって僕の地域ではまずないなぁ(笑)受験熱、恐るべし‥‥‥。

 

ただ、この話はいまのところ首都圏や大阪などの近畿圏といった大都市圏での話みたいです。今後地方にこういう動きが出てくるかどうかはわかりませんが、そうなると公立小学校も全然人がいないところとか出てくるんだろうなぁなんて思いますね。

 

人間力を鍛える塾!?

番組前半では主に受験を中心とした話題でしたが、後半は勉強以外の部分。

取り上げられていたのはある学習塾が主催で子どもが親御さんと離れて雪国体験をするというイベント。

 

親御さんはこういった学校以外での体験を通して集団での生活やたくましさ、社交性などを身に着けることを期待しているようでした。

 

個人的にはこういう体験を沢山することはとても有意義なことだと思います。それこそ色々な子供がいる中で、「世の中にはこういう人もいるんだな」というプチ社会のようなものを子供の時から体験しておくっていうのはアリなんじゃないかな?そこから多様性を身につけるようなことができれば勉強だけの頭でっかちにならずに済むような気がします。

 

他にも体育教室だったり子どもに小さい時から様々な体験をさせたいという親御さんも多いようです。

 

体験格差がその後の人生を左右する!?

 

ではそういった野外体験などが実際にどう子どもに影響を与えるのでしょうか?番組ではそういう疑問に答えるために教育学者の方にお話を聞いていました。その方によるととても重要なことがある調査で分かったというのです。それは

 

  • 自然体験や地域活動などの多様な体験を積んだ子どもほど、大人になった時に年収が高くなる
  • 子どもの頃に豊かな体験をした人ほど結婚率が高くなる
  • 学校以外で教育費をかけた家の子供ほど自己肯定感が高くなる

 

ということです。つまり体験格差はそのまま大人になった時にモロに影響が出てくる可能性が高い。これは非常に興味深い結果でした。

 

塾に入る時点でもお金がかかる、さらに野外体験などのオプションがつけば費用はかさみます。それは体育教室でも何でも同じこと。つまりお金がある家ほど子供に多くの体験を積ませることができて、それが将来にも影響する可能性が高くなってしまう。結局学力も人間力もお金かよ!!と思ってしまう方もいるかもしれませんね。でも諦めるのはまだはやい。

 

前述した教育学者の方によると「お金をかけなくても体験を積むことは可能」ということです。

 

確かに2泊3日でスキー旅行に行くというケースの場合親御さんにある程度お金がなければ実行するのは難しいかもしれません。

 

ただ、体験といってもお金をかけなくてもできることはたくさんあります。たとえばお祭りに参加するとか友達と外で遊ぶといったこととか、あるいは家の家事を手伝ったりといったこともすべて体験です。ボランティアなんかもそうですね。

 

お金をかけなければできない体験もたくさんあるけど、お金をかけないでもできる体験はたくさんある。むしろお金がないからこそ、面白い遊びを開発したりといったお金がある子にはできない体験もできるかもしれません。その辺は親御さんも常日頃から「子どもにはなるべくいろいろな体験をさせてあげる」という意識のもと積極的に子どもが興味を持ったことをさせてあげるっていうのが大事になるんじゃないでしょうか?

 

番組を見た感想あれこれ

環境を整えるのは間違いではない

まず前半の「中学受験のために公立小学校を選ぶ。」という話から。

僕が見た感想はやっぱり「親御さんも不安」だってこと。

 

テレビや雑誌を見ればやれこれからはさらに格差が広まるだ、グローバルな人材にならなければならないだ、勝ち組負け組だ、稼げないと老後は悲惨だといった不安をかきたてるような情報を目にすることが多いです。

 

その中で親御さんはきっと「自分の子供に何がしてあげられるのか?」というのを考えているのだと思います。

 

結果としていい学校に入ることでいい会社に入って高い給料をもらうというところに着地するのはまぁ当たり前っちゃ当たり前。そのための環境を整えてあげるっていうのが親心なのでしょう。

 

そんでそのためにはいい大学に入れる高校や中学に行った方がいい。だから「移住をする」という判断は間違いではない。人間はなんだかんだ環境の影響をモロに受ける生き物です。

 

例えば思想家の東さんという方は東大出身なんだけど、東さんの著書では東大に入りたいなら「東大に進学する人たちが多い高校に入るのが近道」みたいなことが書いてありました。(うろ覚えで申し訳ない)これはまさに「人は良くも悪くも環境に影響される」ということを表していると思います。

 

つまり親に口酸っぱく「勉強しろ―!!」って言われるよりも、まわりのクラスメイトや地域全体で勉強するのが当たり前っていう環境で、みんながみんな塾行ってて放課後も勉強している環境の方が受験をする子供にとっては望ましいということです。この環境なら勉強することが自然だと思う子供も多いはず。

 

逆に周りがみんな超不良で、親や地域も「勉強なんかせんでいい」っていう環境だったらまぁほとんどの子供は勉強なんてしないと思います。ごくまれにはいるかもしれないけど、大半はしないでしょう。

 

また番組の中でも親御さんが「郊外は荒れた学校もあって学級崩壊になっている」といった不安があり自分の子供をそういう環境に置きたくないから、教育熱心な地域へ移住をするという声がありました。僕は親の立場になったことがないけどこの考えは理解できるなぁ。学級崩壊してる学校に子供を通わせるのはちょっと‥‥‥と思ってしまうかもしれない。

 

ただ一方で懸念もあります。それは

 

「同じような人ばっかり集まっちゃうんじゃね?」

 

ってこと。中学受験をするために移住してまで公立小学校に通う地域の生徒というのはおそらく親の年収が高く日ごろから勉強をすることが当たり前の環境。そして周りにもおそらくそういう人ばかり集まるはずです。

 

それは受験という点ではいいと思うんだけど、じゃあ大人になってからの事を考えるとどうかな?と思うこともあったり。

 

番組内で教育評論家の尾木ママも言ってたんだけど、公立の小学校ってほんとに色々な子がいる場でもあるんですよね。その中には親が教育熱心な子もいればあんまりお金がなくてみたいな子もいるし、ほんと様々。僕が通ってた学校もそうだったと思います。

 

そういう色々な人をごちゃまぜにした環境っていうのはまさに社会の縮図そのものだと思うんですよ。そういう中で「こんな人もいるんだ」ということを学べるのが公立小学校の大変なとこでもあり面白いところでもあるんじゃないかな?

 

逆にあまりにも早いうちから周りに「親の年収が高くて教育熱心な家庭の子」しかいないって環境に身を置き続けるとそれが当たり前になっちゃいますよね?そのまま中学、高校、大学って上がるのは問題ないかもしれない。周りもみんな同じだから。

 

ただ社会に出るとそうはいかない。それこそ魑魅魍魎とまではいかんけど、ほんとに様々なバックグラウンドがあって様々な考えを持った人がいるわけですよ。はたしてそういう人と出会った時に子供の時から純粋培養された環境で育った人というのはどういう反応を示すんだろうか?理解しようとするならまだいいけど、逆に「なんだこいつは?こんなやつは周りにはいなかったし、理解不能だからどーでもいいや。」ってなっちゃわないかな?

 

そんでそういう人が仮に国のトップの方にいったり、権力持ったりするとそれって怖いんでねーの?っていうのが僕の考え。それこそ弱者の事とか考えられるのか?って思っちゃうわけです。

 

多様性を理解するために体験学習を活用する 

それに対して僕がいいなと思ったのは番組後半で取り上げられていた体験を通じて人間力を上げるっていうこと。

 

これってそれこそお受験まっしぐらな子たちが積極的にやるべきことなんじゃないかな?

 

学校とか塾は勉強のために同じような子たちが集まってもある程度しかたがない。それ以外の場所で色々な人たちと接する。それこそ野外活動してもいいし、別の地域のスポーツチームに入ってみたりボランティアやってみたりとかいろいろしてみる。

 

僕も小さいころからサッカーチームはいったりしてたけど、それこそ学校も違うし親御さんがゴリゴリのヤンキー上がりの人もいれば、逆にお固い仕事に就いてる人もいたし、チームメイトも多種多様でした。そういう人たちと接することで学べたことっていうのは沢山あったように思います。

 

まぁ活動は何でもいいんです。子供が興味を持ったことを積極的にさせてみて「自分と環境も考え方も違う人と接する」っていうことが大人になった時に「多様な価値観や考え方を認める人間力のある人」に近づくことになるんじゃないかな?

 

最後に

それにしてもこういう番組見てると親御さんってほんと大変だなぁと思いますよね。子供の将来のため気苦労してる方は多いんだろうなぁ。なんか親に一生懸命育ててもらったのにうまく社会に適合できなかった自分がちょっと申し訳ない(^^;

 

ただ最後に元も子もないこと言いたい。それは

 

「親が期待したように子供が育つと思うな!!」

 

ってこと。いくら親がおぜん立てしていい環境を整えたっていい会社に必ずしもは入れるとは限らないし、競争に負ける子供も一定数はいるはずです。

 

あるいはせっかく親がおぜん立てして期待通りのいい会社に入ったとしても「何だか合わない」という理由であっけなく会社を辞める人もいます。そしてそれこそ親からしたら理解できないような不安定な職業に就くかもしれない。

 

親の期待はあくまで親の期待であってそれが必ずしも「子どもの幸せ」であるかは分かりません。もちろん子供を思ってあれこれ考えてできる限りのことをやってあげるのはいい。でも、それが必ずしも報われて自分の思い通りになるなんてことは考えない方がいい。

 

だって親と子は別の生き物なんだからさ。

 

大事なのはその子供が「どうやったら幸せになれるのか?」なんじゃないでしょうか。その大前提を忘れないことっていうのが大事なんじゃないの?って番組を見ていて思いました。

 

それにしてもほんとに子育てって大変だなぁ‥‥。世間の親御さんリスペクトですね。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。

 

※訂正

2012年の調査では東大生の60%以上→東大生の約60%でした。

 

僕の勘違いによって読者の方に誤った情報を提供してしまいました。謹んでお詫び申し上げます。

 

参考サイト

NHK クローズアップ現代+