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ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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フルサトをつくるを読んでみた感想

どうも、ラッキーマンです。

 

突然ですがあなたは

『田舎に興味がありますか??』

どうでしょうか??

 

『まぁ、興味はあるかなー。』

『いやっ、別にそうでもないかも。』

『自然が好きだし、行ってみたいなー。』

等など考えは様々だと思います。そもそもこの質問はちょっと漠然としているのかもしれません。

 

では、質問をちょっと変えてみましょう。

『田舎で暮らすことに興味がありますか?』

 

この質問だとどうでしょうか??田舎自体に興味がある人は多いと思いますが、

暮らすとなるとまた話は別ではないでしょうか??

 

もちろん、最近は定年後は田舎で過ごしますなんていう話も聞いたりしますから、

全く0ではないでしょう。ですがそういう方の中でも田舎でいったん暮らしてはみるものの、『思っていた生活とは違う』と理想とのギャップ差を感じて短期間で元の生活に戻っていてしまう人がいるそうです。

もちろん、田舎との生活がマッチしてそこで永住するという方もいたりはします。

 

ですが、大抵の方の考えとしては

『暮らすとなるとちょっとね』

『人間関係が大変そう』

『生活していくことが出来るのだろうか??』

というものではないでしょうか??興味はあるけどちょっと難しいよねというか無理じゃない??というのが多数の意見を占めると思います。

 

僕も、漠然と『田舎に興味はあるけど、暮らすのは無理っぽいよなー』という考えの持ち主でした。そもそも周りに都会から田舎に移住して暮らしているという成功例のようなものがないので、想像がしにくかったんですよね。

 

でも、今回ある本を読んでみて『もしかしたら田舎で暮らすことできそうかも』

と今まで自分の中で高くなっていたハードルを少し下げることが出来たんです。

それがこちらの本。

 著者の二人について簡単に説明しておきましょう。

伊藤洋志さんは京都大学大学院農学研究科森林科学専攻修士課程を修了された方で、

仕事づくりレーベル『ナリワイ』の代表をつとめております。

伊藤さんの活動についてはこちらの書籍が詳しいので、チェックしてみてください♪

 

 もう一人の著者phaさんは、京都大学総合人間学部を6年かけて卒業後サラリーマンとして3年勤めその後定職に就かずニートになります。phaさんの人となりについてはこちらの2つの書籍が説明してくれますので、チェックしてみてください(^^♪

 

 僕は田舎には興味があるんですが、どちらかというと有名ニートであるPhaさんが著者なんだなーという事で、彼に興味があってこの本を手に取ったわけです。

 

ちなみに、この本のタイトル『フルサトをつくる』のフルサトっていうのは

僕らが認識している故郷(フルサト)とはちょっと意味合いが違います。

 

故郷は基本的には実家のことですよね。家族やら親戚やらがいる自分が育った場所のことを言うと思います。一方で本書ではフルサトの事をこう言っています。

 

生存条件のハードルが限りなく低いもう一つの拠点である。

 

引用:フルサトをつくる 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方

 

ちょっと紛らわしいんですが、故郷っていうのは基本的に自分と血縁関係にある人がいるところなので、色々な面で助けてもらいやすいんですよね。ちょっと具合が悪くなったり多少の金銭が必要な時でも助けてもらえる可能性はあります。

ただ、一方でね血縁という濃い関係性が故にちょっと息苦しいなという部分もあるわけですね。家族が故の息苦しさとでもいうんでしょうか。そういうものがあるのも否定は出来ないわけです。

 

一方でフルサトは家族のように濃い関係性ではないので、息苦しさはあまりありません。基本的には自分が好きな場所で好きな人間と色々なものをつくったり、仕事を持ったりするような場所です。もちろん、関係性が濃くないが故に金銭面の助けや、生活面で苦しい時に助けてくれる可能性は低くなりますが、その分結びつきは緩いので自由度という点ではこちらの方が高いわけです。

 

この本では別にどちらがいい悪いとか言っているわけではないんですよ。当然『故郷』と『フルサト』どちらもいい面もあれば悪い面もあるわけです。

 

でも、『フルサト』があれば、いざという時に生きやすいよねということなんですね。

都会で失敗したりうまくいかなかった時にそれですぐに自分の生活がダメになってしまうわけではなくて、他にも拠点があるという事。自前のセーフティーネットとでも言えばいいのかな。そういうものを持ちましょうというのが本書の考えだったりします。

 

ただ、ここでみんな思うのが

『ほんとにフルサトってつくれるの??』

っていう事ですよね。僕も疑問に思ってたことだし田舎に移住した経験なんてない人がほとんどでしょうから、そういう疑問は当たり前のように持つはずです。

 

その辺りの疑問に対して本書ではきちんと答えてくれています。

この本、伊藤さんとphaさんの共著なのですが、1章は伊藤さん、2章はphaさんという具合に各章ごとに各々が担当する形になっています。

 

本書の舞台は熊野なのですが、伊藤さんは学生時代からもう10年近く熊野に通っている田舎暮らしのエキスパートなわけです。そんな伊藤さんの視点からフルサトをつくる際の、つまり田舎に移住する際に考えなければならない

『田舎での仕事について』

『娯楽について』

『場所の探し方』

『家の借り方』

『家のつくり方』

『移動方法』

『その土地での人付き合いの考え方』

 といった具体的な事例を紹介してくれています。やっぱねいくら『田舎に行こうぜ!!』となってもその具体的な方法がわからなければ行きようがないわけですよね?何も考えずに行けば都会に逆戻りしなければならなくなるかもしれないし、出たとこ勝負ではリスクも高いわけです。なので、伊藤さんの章で実際に『フルサト』で暮らすための方法についてイメージを持つという感じになります。

 

一方phaさんは大阪、京都、東京という都会でしか暮らしたことのない方です。

phaさん自身も、伊藤さんの誘いで熊野に実際に行ってみるまでは田舎について

『虫が多くて嫌だな』といったようなイメージしかなかったそうなんですね。

それが、実際に熊野に行ってみると、田舎に対するイメージも変わったそうなんです。

 

そんな感じで、phaさんの章では実際に今まで都会でしか暮らしていなかった人が、

その人の視点で『フルサト』の良さだったり、こうしたもっとよくなるということだったり、こうすれば移住しやすいよねという事を語っています。

 

本書のいいところは、このように長年田舎での生活に関わっている人と、都会でしか暮らしたことないけど移住を経験してみた人のどちらの視点からも『フルサトづくり』について学ぶことが出来るんですよね。

 

多分、伊藤さんの視点だけだと専門家のお話だけになってしまいますし、一方phaさんの視点だけだとちょっと具体的な方法論に欠ける気がするんですが、その2つの視点が組み合わさることで、凄く田舎での暮らしというのがイメージしやすくなるわけです!

 

あと僕がいいと思ったのは、この本は決して

『田舎での永住を勧めている本ではない』

ということですね。

 

どうしても、田舎での暮らし=永住という風に考えますし、それだとね行動しにくいと思うんですよ。冒頭でも描いたように、人間関係の面とか仕事の面とかそういう点で気合を入れて永住するぞ!っていうのはリスクが高いと思うんです。

 

でも、本書では決して永住を勧めているわけではありません。

あくまで、『フルサトをつくる』というのは生存条件のハードルが限りなく低いもう一つの拠点の事です。

つまり、ここに行けばまぁ何とか生きていけますよねっていう場所なわけですよ。

都会だけが拠点だとそこでの生活がうまくいかなくなったら、生活自体が駄目になる可能性もあるわけで、その時に逃げられるような場所という事ですね。

 

もちろん、そうやって拠点を移していく中で、『この場所の生活いいなー。』ってなって永住するのはアリだと思いますし、本書でもそういっています。ただ本書でも言及していますが、最初から『骨を埋める覚悟があるか』という感じでは絶対行きづらいですよね。だって、『合わなかったらどーすんの??』ってなりますから。

 

そういう0か100かみたいな極論じゃなくて、まずはお試しで入ったり出たりできるような場所、人の流動性が確保された場所、それが『フルサト』っていうことになりますね。

 

具体的な熊野での『フルサトづくり』については本書を読んでいただければと思いますが僕は本書を読んでいて、『田舎での生活も良さそうだなー』とか『田舎で暮らすにはこういう方法があるのか』という具体的なイメージを持つことが出来ました。

 

ただ、一方で難しい部分もあるなーと感じていて、本書でもphaさんがこう言っています。

 

田舎暮らしに興味があっても、全く知り合いがいない田舎に自分一人だけで移住したり家を借りたいするのはかなり勇気がいる。地元の人と仲良くやっていけるか不安だし友達がいない土地だと孤独で寂しい、今回の熊野の話の場合は、熊野にずっと通っている伊藤君が一緒だから心強かったし、既に熊野に移住している同年代の人たちと仲良くなれたというのが大きかった。そういうのがなくて一人だったら絶対にやってなかった。

 

 

まさに、これなんですよね!伊藤さんのような田舎暮らしのエキスパートのような人がそうそう周りにいるわけでもないですし、行った先に同年代の人がいるのかどうか。さらにその人たちと仲良くなれるのかどうかっていうのはとても大きい事だと思うんです。

 

phaさんの場合、伊藤さんという大きな後ろ盾があったから今回の熊野でのプチ移住のような生活もうまくいきましたが、じゃあそういうツテがない僕らはどーすりゃいいの??っていうのが正直なところですね。

 

まぁ、そういう人の場合、地道に田舎への移住を勧めている人のワークショップとか、セミナーとかで知り合ったりっていうのが現実的なんだろうなー。僕の場合結構な人見知りなので、その辺のハードルが高いなと感じてはいます。

 

とはいえ、以前よりも田舎暮らしに興味がわいたのは確かですし、今までよりも具体的なイメージも持つことが出来ました。

 

ぜひ以下のような方はこの本を読んでみるといいと思いますよ(^^

きっと読む前よりも、田舎暮らしのイメージが高まると思います♪

  • 田舎暮らしに興味がある
  • 田舎でどういった仕事をすればいいのか興味がある
  • 田舎での人間関係の作り方に興味がある
  • 田舎暮らしの際の場所の選び方に興味がある
  • 都会から田舎に移住したい
  • 都会以外の拠点を持ちたい

 

一つの選択肢としての田舎暮らし。僕も頭に入れておきたいなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

また次回もよろしくお願いいたします!