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ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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ドイツの職業教育システムについて書いてみました。

どうも、ラッキーマンです。

 

前回と前々回でドイツの難民政策と連邦制について書いてみました。

 合わせてご覧いただければと思います(^^)

reon5653desu.hatenablog.com

reon5653desu.hatenablog.com

 

 

ギリシャへの支援だったり難民の受け入れだったりで、ヨーロッパの中でも

かなり大きな力を持つドイツですが、その基盤には安定した経済力があります。

 

そして、その安定した経済力を支えるのは国民の職業人としての力というのが大きいわけですが、ドイツではこの職業人を育成するシステムがしっかりしているんですね。

 

 

というわけで、今日はドイツ独自の職業教育システムについて書いていきたいと思います。

また、ドイツかよーと思う方もいるでしょうが、安心してください。

ドイツについては今回でいったん区切りをつけるつもりです(何が安心なんだか。)

 

ドイツの職業教育システムは日本とは全然違うものですので、

興味があれば、最後までご覧になってください(^^)

 

①デュアルシステム

 

いきなりなんのこっちゃって話ですが、ドイツにおける職業教育システムのことを『デュアルシステム』といいます。

 

このデュアルシステムの事を語る前にまずはドイツにおける『マイスター制度』についてお伝えしなければなりません。

 

マイスターとは職人の最高位の称号の事です。

日本でいえば、親方や達人、師匠などがこの地位に当てはまります。

 

日本だと、こういった地位の人たちって長い間その職についていて

高い技能があったり弟子を持っていたりすると自然とそう呼ばれたりします。

 

これって特に資格とか必要ないですよね??

勝手に周囲が師匠とか親方って呼び始めるものだと思います。

 

 

一方、ドイツはこういった地位になるためにも資格が必要になります。

いわゆるマイスター資格というやつなんですが、

手工業の職種の物だけでも41の職種にマイスター資格制度があるそうです。

 

つまり、その職種でマイスターとして認められるためには、

国家試験に合格しなければならないという事です。

 

この資格がないと、独立開業も出来ないし、教育者として指導する立場にもなれないんですね。

 

うーん、厳しい(>_<)

つまり、ドイツでは思い付きで○○屋さんをやろうとかできないわけです(^^;

何故なら、マイスター資格を持っていないから。

 

この辺りは日本とは大きく異なりますね。

 

 

それでそのマイスター制度と連動しているのがデュアルシステムなわけです。

さらに、これらの制度やシステムはドイツの学校制度とも連動していますので、その辺りも説明していきます。

 

②ドイツの学校制度

ドイツは以前お伝えしたように州の権限がすごく強いです。

その為、学校制度なんかも各州ごとに異なってくるわけですが、

ここでは一般的なものをご紹介していきたいと思います。

 

 

まず、日本でいう小学校はドイツでは基礎学校と呼ばれています。

これまた日本とは違い、四年制なので10歳で卒業です。

 

この時点でいきなりキャリアを選択しなければならないわけです。

僕なんか10歳の頃、何も考えずに走り回ったりゲームしていたりしていたわけですが、

ドイツの子供たちは難しい顔して大切なことを考えていたんですね(>_<)

 

ここでいくつか選択肢が別れてきます。

 

⑴ギムナジウムを選ぶ

ギムナジウムは、大学など高等教育機関への進学を目指す人が進む学校です。

この学校に進むのは大体30%位らしく、他は手に職をつけるために職業教育課程に進みます。

 

⑵基幹学校を選ぶ

五年生で卒業後に就職をして職業訓練を受ける人が主に進学します。

 

⑶実科学校

六年制で、卒業後に専門月j公に進んだり、中級事務職や中級エンジニアなどの中級職に就く。

 

とまぁ、こんな感じでいくつか選択肢が分かれています。

ちなみにですが、ドイツだと18歳未満の若い人は職業学校への通学義務があるので、ギムナジウム以外の若い人は職業訓練学校に通わなければなりません。

 

その辺でプラプラしたりとかっていうのが出来ないんですね(^^;

まぁ、実際にはいかない人もいるとは思いますが‥‥‥

 

それでそういった職業訓練学校で採用されている職業教育というのが

デュアルシステムなわけです。

 

デュアルって二元的っていう意味なんですが、

ここでは理論と実践の2つを指しています。

 

学校で理論を学びつつ、企業などの現場で仕事をしながら実践をする。

この両方の側面から職業人を育成するのがこのシステムのポイントですね。

 

理論だけでもダメ出し、実践だけでもダメ。

両方の力をうまく身につけるためにシステムといえるでしょう。

 

 

このシステムを希望する人は週三日は職場で働いて、二日は職業学校に通って勉強するというスケジュール。

お給料も熟練労働者の三分の一程度はいただけるとのこと。

 

まぁ、働きながら給料ももらえるし、しかもかなり若いですからね。

これはいい条件なんじゃないかなと思います。

 

企業からしても安い賃金で労働力を確保できるっていうメリットがあるし、

州や政府からの支援もあるそうです。

 

 

ちなみにこのデュアルシステムって光仁訓練職種が300種類以上あるらしく、

それぞれの職種で訓練機関や内容、試験の内容なども細かく規定されているとのこと。

 

仕事もこれ位のことが出来たら何級という風に細かくグレードが決まっているんだそうです。

まぁ、わかりやすいっちゃわかりやすいですよね。

 

級が決まっていれば、その人のレベルをある程度把握できますし、

やたらと難しい仕事だったり、逆に簡単すぎる仕事を与えることもないわけです。

 

その人のレベルにマッチした仕事を振ることが出来るんですね。

これは非常にいいことなんじゃないかな。

 

この公認訓練職種ってどれを選ぶのかは希望次第のようなんですが、

希望すればなれるわけではなくて、その職種の訓練生を募集している企業に実際に応募して採用されて初めて職業訓練契約を結ぶことが出来ます。

 

 

受かればいいけど自分の希望する職種の企業に採用されなかったらどうするんだろーと思っ茶ったりもしますが、ここでは採用後の話をします。

 

大体訓練期間は2年半~3年半ぐらいでここでもまた試験があり、

合格すると

『デュアルシステム職業訓練資格』という物が得られるとのこと。

 

 

この資格がかなり重要で、その後続けて職業訓練を受けたり、専門学校に進むためには

これを持っていることが前提条件だそうです。

 

ここでも落ちたらどうするんだよーというネガティブな考えはありますが、

ここではさらに先へ進みます。

 

就職した後はマイスター制度に基づいた会社内での職能教育制度があり、

自分で学習を続けていくことで、グレードを上げ、マイスターを目指します。

 

マイスターになれば、先述したように独立して仕事も出来るし、

教育者として若い人に教えることもできるわけです。

 

仕事の幅も広がるんですね。

 

ここで、一つ疑問が。

 

『じゃあ、一度デュアルシステムにて職業教育を受けた人は大学に進学できないのだろうか??』

一回職種決めたらそのまま??なんて思ったりしたのですが、どうやらそうではないようです。

 

 

職能でも一定のレベルを超えると(8段階中7段階までいけば)日本でいう大検と同じ資格がもらえて大学に進学することもできるそうですよ。

 

でも、あんまり進学する人は多くないとのこと。

そりゃ、そうですよね。

 

 

7段階まで来たらある程度その職種が向いているって事だろうし

マイスターももうちょいでなれるわけですから。

 

しかも、その位まで能力高めていればお金とかもある程度入ってくるでしょうし、

よっぽど勉強したい事なんかない限り大学に進学するメリットがないと思います。

 

 

とまぁ、こんな感じでドイツは教育から職業につくまでのシステムというのが出来上がっています。

それこそ基礎学校を卒業した10歳ぐらいで自分の将来について考えるわけですから、

キャリアに関する意識も高いのでしょう。

 

その結果、今の好景気のドイツを支えているのは間違いなさそうです。

 

ただ、このシステムを見ていて、思ったのは

『ちょっと遊びがないよなー』ということ。

 

ギムナジウムにも進まず、かといってなかなか自分に合う職業訓練が受けられない人とかってどうなるんだろう?って思います。多分皆がみんな希望の職業訓練を受けられるわけじゃないし、やっている最中でやっぱこれ違うんじゃね??って思ったりもするでしょう。

 

それに一度その職種と決めたらよっぽどのことがない限りその職種でずーっと行くわけですが、例えばその職種が今後需要がなくなったらどうするんだろう??

 

デュアルシステムの中で学んできた職能がいらなくなってしまったら

また改めて学びなおすって感じなのか?

 

その辺りのうまくいかない人の例なんかも見てみたいなとは思います。

完璧なシステムなんて存在しないでしょうからね。

 

いずれ、そういった事についても書いていければと思います。

 

・参考書籍

 

  • それでは次回もよろしくお願いいたします♪