オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

クローズアップ現代で放送されていた新たなリストラの手法がエグかった

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先日NHKのクローズアップ現代という番組を見ていた。


参考サイト:NHK クローズアップ現代+

 

今回取り上げられていたテーマが「リストラ」

 

リストラと言えば、業績不振の企業に多いイメージがあるが最近はどうも違う傾向にあるらしい。番組では実際にどのようにリストラが行われているのか、リストラをする側とされる側に取材し、その実態を取り上げていた。

 

番組内容は以下のリンクからご覧になってもらいたい。僕の方ではこの内容に対する感想を書いてみようと思う。

 

リストラの手口

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番組内では、大手製紙会社が人材紹介会社から戦力外の社員をリストアップするようアドバイスを受け、それを元に製紙会社の人事部がリストラ勧告を行っていたとのこと。

 

人材会社曰く、「ミスマッチ社員やパフォーマンスが低い社員を辞めさせれば経営体質を強化できる」からだそう。業績いい時こそ先に備えましょうってみたい。まぁ、わからんでもない。実際ミスマッチの人とかいるだろうから。

 

ただ、取材されていた男性のパフォーマンスが低いとかって感じでもなかったし、その他のリストラ対象者も「持病がある」とか「大人しい」みたいなよく分からん評価。そもそも問題がない社員の人まで対象に入れてたみたい。大人しいとかそんなんでクビ切るの??そういう人を活かせないの??それはおかしい気がする。

 

しかも今回取材された男性が「リストラは受けれません」って断ると今度は、人事部から「提携している人材会社で別の仕事を探すことがこれからの君の仕事だ」みたいなことを言われていた。

 

遠回しに言えばこれってクビって事じゃん。君はこの会社に仕事がないって言ってるようなもんじゃん。そういう微妙な言い回しとかで責任を回避しようとする感じがとんでもなくせこく感じた。そんなんだったら人事部なんていらん気がする。

 

僕は大企業なんて立派なものに勤めたことないし、いまだプラプラしてるいわば一番遠い立場の人間だから何もわからん。だけどこの場合「採用をした人間」とか「社員の教育をする側」つまりマネージャーとかもっとその上とかって責任は問われないんだろうか?従業員だけが100%だめなんてことはありえないと思うんだけど。誰か教えてちょーだい。

 

国からの助成金の一部が‥‥‥

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今回のケースでは人材会社がリストアップされた社員を1人60万円で引き受け、違う職への転職を支援するサービスを提供していたようだ。それ自体は別にって感じだが、問題なのはそのお金の一部に国からの助成金が使われていたということ。

 

本来ならやむを得ず辞めさせる人の再就職を助けるための費用のはずだ。それが人材会社に一部ではあるが渡っていたとなるとある一つの疑問が生まれてはこないだろうか?

 

自分たちの利益のためにわざとリストラ要員を増やし、自分たちのところから再就職をさせるという名目で助成金を‥‥‥。みたいなね。まぁ、これはあくまで僕の想像でしかないし、そうではないことを願うばかり。今後は国が解雇を促進した企業に助成金を出さないっていう方針らしいので良かったと思う。

 

ちなみにこの手のリストラ案件は結構多いらしく、労働問題に取り組む弁護士の方達にも同じような質問が結構寄せられているようだ。人材紹介会社って何のために存在するのかね?

 

大企業にいても安定はないと割り切るしかない

定年まで安泰なんて思っている人は今の若い人にはいないかもしれないが、やはり大企業といえどもあぐらかいて座っていられるわけではないと自覚した方がいいのかもしれない。

 

上の人達の決めたことにはある程度従わなければならない時もあるだろうし、今回のリストラの件のように理不尽なやり方でやめさせようとすることもあるだろう。そんな時ほとんどのリストラ対象者が口にしていたのが、「生活が不安」ということだった。

 

それまで会社一本でやってきてそこからの給料しか入ってこなかったわけだからそりゃクビにされそうになったら誰でも焦る。テンパる。泣きたくなる。じゃあ、どうすればいいのかって考えたときに「会社に頼らない」っていうのが大事になってくるような気がする。

 

会社に頼らなくても済むように

ビジネスの経験なんてないに等しい僕だがそれでも会社のみに頼るのが危険であるという事は何となく分かる。そこが潰れたら自分もダメになる可能性が高い。その場合、会社に頼らなくても生きていけるようにしていけばいい。↓に僕なりに持っていたら安心だろうなと思うことをいくつ書いておいた。

 

会社に頼らなくてもこれがあれば生きていけそう
  • 会社外でも通用するようなスキルを身につける
  • 副業を持ち、会社以外からもある程度の収入があるようにする
  • 投資(株や不動産)で、安定的に収入があるようにする
  • 人的ネットワークを構築し、いざという時に助けてくれるような繋がりを作っておく。

といったところだろうか。この辺を意識しておけばとりあえず「君、クビね。」と言われても慌てなくて済みそうだ。言われた後に「とりあえず生きていけるから大丈夫。」って思うのと「ヤバい、明日からの生活どうしよう。絶望だー!!」ってなるのではしんどさはだいぶ違うはず。しんどくならないためにちょっとずつでもいいので、上のような事を意識しておくといい。

 

いくら入社時に「皆さんは人財です!!」と声高らかに宣言していたとしても多分言った方は割とすぐ忘れているのだろう。来年も人財は入ってくるし。

 

言われた側も「自分は人財だから一生会社から大切に扱ってもらえる!!」なんて思わず、「あー、ハイハイ。毎年言ってるんでしょ、そのセリフ。」ぐらいに捉えて、会社での業務をこなしつつ会社に頼らないでも生きていけるような「何か」を身につけるといいなじゃないだろうか。会社も大事だけどそもそも人間が幸せにならないなら会社なんてものには意味はない。

 

まとめ

最終的には「会社に頼らなくてもすむ何かを身につけるべき」と書いたが、だからといって今回書いたようなリストラのやり方がいいとは思わない。仮にも大手企業の人事部。優秀な人達が集まっているはずなんだろうから、もっとその人の強みみたいなのを活かすなんて事は考えられないのだろうか?もちろん、完全なミスマッチみたいな人もいるとは思うけど。じゃあ、それはそれでその人を採用した側にも責任はあるだろうし。

 

ほんとに外部の会社の言いなりになってその通りにリストラするなら完全にアウトソーシングしてしまえばいいじゃないか。つまり人事の人達もオサラバしたっていいわけだ。

 

まぁ、でも僕がこんなことを言ったところでその会社自体が変わるはずもないだろうから、そんなに会社に期待しすぎず労働者側が守備力あげていくのがいい気もする。いい会社ももちろんあるんだろうけどね。そんな事を番組を見ていて思ったし、あとちょっとイラッとしてしまったのでブログに書いてみました。まぁ、企業に勤めたこともないニートの戯言なのでサラーっと受け流してほしい。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!