オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

ニートやひきこもりだからこそ自分の考えを出していくことが大事だと思う。

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先日、こんな記事を書きました。


参考記事:ニートとその家族の現実。家族といえど全てを理解しあっているわけではない。 - ニート気質な僕の生きる道

 

『同じ屋根の下で過ごす家族であっても理解しあえるわけではないよね。でもニートだっていろいろ考えてるし動いてるんだぜ。』 

っていう感じの事を書いてみたんです。

 

今でもその考えに変わりはないんですが、一方で記事を書き終えた後にこんな事も思いました。

 

「確かに、家族といえど簡単に理解しあえるものではない。相手が何を考えているのかわからないことも多い。だけど理解しあえなくても相手にわかってもらおうとする姿勢を示すことも必要なんじゃないか」と。

 

僕は以前の記事でも書いたように父親とは日常会話はするけれども仕事の事とか人生についての深い話をすることはありません。それは自分の中で父親の意見というのはどうにも決めつけとか自分が正しいみたいな事を思っている節があって、それに対して受け入れがたい部分がある、だからそういう話はあまりしたくないなと思っているんです。

 

だからこのブログで書いているような僕の考えはおそらく父は知らないはずです。意思疎通があんまりできていない状態ですね。そうなると父からすれば息子は仕事を辞めてから一年間家にいて何を考えて何をしたいのかがよく分からない。

 

分からないから想像する。想像してもわからないから不安になる。これは若い人であろうと親であろうと同じなのではないでしょうか。親だって人間です。分からないものに対しては不安に思ってしまうものです。親世代からすればニートやひきこもりになるなんて考えすらない人も多いですからね。得体のしれないものとすら思っているかもしれない。それを不安に思ってしまうのはしょうがない部分もあるのでしょう。

 

僕もそうですが、ニートの方やひきこもりの方の場合家族とうまくコミュニケーションがとれていない場合が多い。人によってはほとんど部屋から出ないケースもあるでしょう。そうなると親からすれば「子供が何となく悩んでいるのはわかるけど、結局のところどう考えているのかわからない。あんまり動いてもいないようだ。だからどうしてやったらいいかわからないし、このままだと将来も不安だ。」というのが本音だと思うんです。

 

親といったって別に完璧でもないですからね。コミュニケーションの専門家というわけでもない。子供の考えや行動を理解することに長けている人もいればそうでない人もいるわけですし、ましてやコミュニケーションがほとんど取れていない状況であるならば理解度はさらに下がってしまうと言わざるを得ないでしょう。

 

ニートやひきこもりだからこそ考えを示そう

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仕事をするなり動いている状況であるならば、親からすると安心はすると思います。

一応仕事をしていれば「ああ、あの子は今こういうことをしているんだな」と思ってもらえるはずです。

 

一方でニートやひきこもりになるとパッと見では何もしていないように見えることが多いです。たとえ本人が親の見えないところで色々考えたり活動していたとしても、それが親に見えない、あるいは見せないという人も多いのではないでしょうか。

 

僕なんかも半年以上継続してブログを書いていますがその事は親にはいってません。本を読んだり就活をしたり、セミナーに行ったりと親からあんまり見えない形ではありますがちょびっとずつ動いていたりもしてますが、その事も特に父には話していません。

 

人によっては今は全然行動も出来ていないという人もいるはずです。頭の中ではめちゃめちゃ考えているんだけど、病気になってしまってどうしても動けなくなってしまったり仕事や人間関係で失敗してしまったりしてなかなか動き出せないなんていう人もいるでしょう。

 

そんな状況を親が見た時に「いいかげんにしろ。お前は何もしてない。何を考えているのかわからない」といったイラッとするような言葉を投げかけられるかもしれません。

 

確かにその場合親が理解しようとしてくれていないというのもありますが、同時に自分の考えや行動を示していないのだから、親がそう言ってしまうのも仕方がないよなと言う部分もあるはずです。

 

親が理解できないのは仕方がないです。最初からあんまり期待しすぎないほうがいいかもしれません。でもそこで完全に諦めてしまうのではなくて、親が理解してくれないと嘆くだけでもなくちょっとでもいいので親に自分の考えや行動を理解してもらうという努力というか自分が出来る事をしてみてもいいんじゃないかなとも思うんです。

 

それによって、もしかするとちょびっとでも親に自分の考えや行動を理解してもらえるかもしれない。理解まではいかなくても子供が何にも考えていないわけじゃないってことぐらいはわかってもらえるはずです。それだけでも御の字です。そもそものレベルが理解されていないっていうところからのスタートですからね。それだけでも十分ではないでしょうか。

 

どうやって伝えるべきか

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では、どうやって自分の考えややっている事を伝えるべきでしょうか。人によってやり方は色々ですが大体以下のような感じで伝えればいいのではないでしょうか。

 

  • 直接伝える
  • 間接的に伝える(家族を通じて)
  • 人から伝えてもらう
  • 手紙やメール、LINEなど文章で伝える
  • 自分の創作物などの実績を見せる。

 

まぁ、一番分かりやすいのは直接伝えることでしょうね。それが一番自分の思いを伝えやすいでしょう。ただ、先述したように親や家族とうまくコミュニケーションが撮れていない方の場合直接伝えるのは難しいかもしれない。

 

その場合には、自分の考えをある程度理解してくれてい他の家族や、支援者などから間接的に伝えてもらうのもいいでしょうし、文章でなら可能というのであれば手紙やメールなどで伝えるのもいいと思います。

 

あと、これは先日知り合いの方とTwitterでお話をしていて出てきたのですが、

 

「自分の製作物など形になったものを見せる」

 

というのも一つの手なんじゃないかなと思います。

 

例えば作ったホームページを見せてみるとか、恥ずかしくなければこういうブログを書いているというのを実際に見せてみるとかですね。僕は恥ずかしくて見せれませんが。

 

そうやって実績とか実際に形になったものを見せてあげれば、何もしてないわけじゃない、子供なりに考えてるんだなという事が分かってもらえるはずです。形のある物があるわけですからね。

 

ただ、そうやって自分なりに伝えてそれでも相手に理解してもらえない、わかってもらえなかったとしたら

 

「しょうがないです。諦めましょう。」

 

というしかありませんね。

 

結局、いくら家族と言えども完全に理解できることはないという根底にある部分は変わりません。ある程度自分なりにできる事はやったという事ならばそこから先は親の課題ということになります。無理やり親の考えを曲げるなんて無理ですからね。人によっては結局「ニートやひきこもりの考えなんて理解できない」という人もいるかもしれませんがそれはもうしょうがない。

 

たとえ、親や家族に理解されないとしても自分の人生を生きていく必要があります。今は難しいかもしれないけど自立していかなければなりません。親や家族から理解されないというのは苦しいかもしれませんが、親や家族だけが全てではありません。自分を理解してくれる人、共感してくれる人は必ずいるはずです。そういった人たちとつながるという事を意識してみるといいでしょう。

 

その辺の繋がりとかの部分についてはまた別の機会に書いてみたいと思います。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします♪