オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

何かを始めるきっかけは何でもいいんだなと思った話。

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僕はテレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」っていう番組が好きだ。番組のスタッフが終電を逃した人にタクシー代を渡す代わりに家についていかせてもらう。そして、その人の人となりや過去の話、夢などを聞かせてもらうという内容だ。登場するのは素人ばかり。一般人でも様々なものを抱えながら生きていると実感できる番組だと思う。

 

参考サイト:家、ついて行ってイイですか? | テレビ東京

 

先日もこの番組を見ていたら、番組スタッフがB-BOY風の青年の家に行くところを撮影していた。青年は22歳。大学を中退して現在は一人暮らしをしているらしい。

 

スタッフが「職業は何をされているんですか??」と聞くと

 

「居酒屋で料理を作っています」と青年は答えた。

 

何でこの青年は大学を中退してから居酒屋の料理を作っているのか?その経緯というかきっかけが面白かったのでシェアさせてもらうことにする。

青年が料理に目覚めたきっかけ

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青年は酔っていた事もあるだろうが番組スタッフにもタメ語で正直礼儀みたいなものはあまりできていないように感じた。実際スタッフが青年の過去を聞いてみると高校時代はヤンチャで喧嘩や喫煙などの問題行動を起こしてしまい、学校から謹慎処分をもらったりもしていたようだ。まぁ、若いっていうのもあるだろうけど。

 

そんな彼は謹慎中に課題などをこなしていたそうなのだが、それ位しかやることがなくてとても退屈だったとのこと。そんな時テレビで見たある番組が彼に多大な影響を与えることになる。

 

影響を受けた番組とは?

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彼が見たその番組とは「キューピーの3分クッキング」だったそうだ。まさかヤンチャな風貌の彼がそんな番組を見るなんて。そのギャップに番組を見ながら僕は思わず笑ってしまった。彼は3分クッキングを見ながらこう思ったらしい。

 

「ちょっと作ってみようかな」

 

ちょうど家に番組で使われていた食材があったという事も幸いして、彼は3分クッキングで紹介されていた料理を見よう見まねで作ってみたそうだ。そして家族に食べさせたところ「美味しい!」とか「凄いね!」といった称賛の言葉をもらったとのこと。

 

 

その時の感覚が気持ちよくてそれからも3分クッキングを見ながら料理を作って腕を磨いていったのだが、その時点ではまだ料理人とかは考えてはいなかったようだ。だが料理を作るきっかけになったのは「キューピー3分クッキング」と断言して街がないだろう。

 

大学に入ってから中退まで

大学に入ってからは居酒屋でバイトをしながら料理を作っていたのだが、ある日「大学はなんか違う」と思って中退したとのこと。彼曰くバイトの方に力を入れていたとのことだったし、やはり料理を極めたいとの思いはあったのだろう。ただ大学4年になった時に辞めたとのことだからそこに至るまでに彼も迷ったりしたのかもしれない。

 

そしてそのままバイトをしていた居酒屋の店長に「じゃあ、うちで社員になれ!」と言われて今は料理人として奮闘しているという感じ。そして現状に至る。

 

きっかけは何でもいい

こういう番組を見ていると「きっかけなんてものは何でもいい」としみじみ思う。今回の彼なんか「キューピー3分クッキング」がきっかけで料理の道へは行ったわけだ。そういう偶然から自分の道を見つけ進んでいくというのはありなんじゃないなんて僕は思っている。

 

その為には、興味を持った事に対してアレコレやってみるというのが大事になってくるのだろう。本を読んでみてもいいし、人に会ってみてもいい、テレビでも映画でも音楽でもなんだっていい。

 

なんなら「恋人にフラれたこと」がきっかけで何かに目覚める人はいるはずだ。もっと美を追求しようとなるかもしれないし、人の心理を学ぼうとなるかもしれない。ファッションに目覚めて洋服にめちゃくちゃ詳しくなるなんて事もあるだろう。

 

正解なんてものは誰も持ち合わせてないはずなのだから、自分の中に芽生えた「興味の芽」をつぶさずまずはそれを小さくてもいいので育ててみる、それも出来ればたくさん育ててみてそこから一つ大きく成長するようなものが見つかればいいんじゃないだろうか?

 

僕も色々な本を散々読んできたし、色々な人の人生を本から追体験させてもらった。その中には最初から「○○がしたい」という高い志を持っている人もいれば「偶然、○○がきっかけで今いる世界に足を踏み入れた」みたいな人もいた。それこそ今回の彼にようにたまたま興味を持ってやってみたっていう人もいたと思う。

 

だからもし「今何がしたいかよく分からん」と悩んでいる人がいれば「興味を持ったらやってみる」ということをオススメするようにしている。周りがやってるとかどうとか関係なくだ。自分の中の「面白そう」これを大事にするといいんじゃないだろうか。

 

まぁ、こんな事を言っている僕だが振り返ってみると10代~20代の終わりまでかなり自分の興味とかやりたいことを無意識のうちに潰してきてしまっていたように思うし、正直もったいない時を過ごしたと感じる時もある。僕は失敗するのが怖かった。

 

そういう僕のような気持ちにならないためにも、若いけど何がしたいかわからない人はとりあえず「興味を持ったこと、やりたいと思ったこと」をやってみてほしい。そこからの気づき、経験はきっと財産になるはずだ。

 

もちろん、若くなくたっていい。多分何かを始めるのに遅いなんて事もないはず。そういえば先日、若者のサポートを受けながら90歳過ぎてからYouTubeに動画投稿しているお年寄りたちの話を見たなぁ。

 

アスリートになるとかそういう特別なスキルは難しいかもしれない。でもやろうと思えばできる事って案外多い。そういう事例もあるわけだから興味を持ったらとりあえずやってみるという事を実行してみてはいかがだろうか??またまた自分に言い聞かせるようにしながらブログを書いてみた。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!