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ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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高田かやさんの『カルト村で生まれました』読了。カルト村とはいったいどんなとこ?

漫画 本の感想(ジャンル問わず)

突然だけどあなたはカルトと聞くとあなたはどんな事を思い浮かべるでしょうか?怪しい宗教?なんか胡散臭い?危ない?おそらく様々な感想を持っているかと思います。僕らが思い浮かべるカルトというのはテレビであったり雑誌などで見聞きする程度。実際に中にいる人たちがどんな生活をしているのか知らない方がほとんどでしょう。

 

今回はそんなカルト村の内側にいた当事者が書いた漫画を紹介したいと思います。なかなかインパクト強い作品ですよコレ‥‥‥。

 

 

著者の高田かやさんは『カルト村』と呼ばれる村でうまれ19歳で村を出るまで共同生活を送っていたそうです。

 

本書はエッセイ漫画とであり高田さんがカルト村で過ごした少女時代について描かれています。漫画なので当時高田さんがどういう生活をしているのかとてもイメージしやすく絵柄もほのぼのしていて怖さは感じません。

 

ただ客観的に見たら「えっ?これはちょっとおかしくないか?」という村での生活の様子がごくごく当たり前のように描かれていて人によっては違和感を感じるかもしれない。絵が優しい感じなのでどぎつさは緩和されているのだけど、これがドキュメント映像とかだったらけっこうげんなりするかも。僕なんか数ページ読むたびに「マジか」「すげぇな」「こわっ」「うわぁ」みたいなことつぶやきまくっていました。

 

カルト村での生活

ここからはこの本を読んで僕が衝撃的だったカルト村の日常をいくつか取り上げてみます。

 

①ごはんは昼と夜の二食だけ

食いしん坊の僕としてはサラッとこの事が書かれていたのがとても驚きました。なんとカルト村では昼と夜の二食しか食べることが許されてなかったのだそうです。村の方針は「お昼は腹八分目、夜は十二分目に食べよう」というよくわからないもので、子供たちはとにかく朝食が食べられない分昼と夜でしっかり食べることを推奨されていました。

 

ただそれでも朝食がないので育ち盛りの子どもたちは当然お腹は減ります。しかもカルト村の子供たちは朝学校に行く前に子牛の世話をしたり、卵を集めるといった労働があるのです。働いたらお腹は減るわけだけど村の子たちはそのまま学校に行かなければなりません。(学校はカルト村以外の子も通う)

 

朝食抜きで勉強とか絶対頭回らんだろーと思うんだけど、村の子供たちにとっては物心ついたころからそれが当たり前。だから特に疑問にも思わないんです。ただ体は正直なものでぐーぐーとお腹を鳴らしながら給食の時間まで待たなければならないんですね。

 

②親と子は離れて暮らす

これもなかなか衝撃的でした。カルト村に暮らす村人たちは親子で一緒に住むことはありません。子どもたちは世話係と呼ばれる人や他の村人たちと集団で暮らし親は別の村で暮らすみたいです。

 

そのため親に会えるのは年に数回のみ。うーん、何なんだろうか?この制度は。正直「何で親と子を離して生活させているのか?」っていうのがよく分からないんですよね。高田さんはあくまでご自身の当時の生活を淡々と振り返っているという感じなので、この漫画でその疑問に答えてくれないのがちょいともどかしい‥‥‥。

 

「元幹部が明かす!!カルト村の真実!!」みたいな本は出ないだろうか?多分でないだろうな(^^;

 

③世話係の人の横暴さ

村の子供たちは集団で生活をしていて、世話係と呼ばれる大人たちが子供のお世話をします。ただ世話係によっては相当厳しい人もいたようです。高田さんの村の世話係の人というのは今だったら虐待と言われても仕方がないような事を子供たちにしていました。

 

まず子どもたちが世話係の機嫌を損ねるとごはんを抜かれてしまうということがあったとのこと。そもそも朝食がないのにごはんを抜かれてしまったら食べられるのは学校の給食のみ。これは完全にしつけの域を超えてるんじゃないでしょうか?

 

また日常的に体罰も行われていたそうです。平手打ちは当たり前、炎天下の中立たせたり、暗い所へ閉じ込めたりと今だったら即アウトのことを平然とやっています。さらにひどくなると髪の毛を掴んで引きずり回して壁に打ち付けるなんて、これはしつけどころか暴力と言ってもいいぐらいでしょう。

 

実際高田さんは世話係の人があまりにもひどいので殺意が芽生えたとも描いていました。他の村人の子もこの世話係を殺してやりたいと言っていたようなので相当嫌われていたみたい。たくさんの子供をしつけるのは確かに大変かもしれないが、いくら何でもやりすぎだと思うことが多かったんですよね。世話係の人の行動は客観的に見てもおかしいだろって思うことばかり。ほんと理不尽の極み‥‥‥。

 

④お小遣いがない

子どもの時に数百円というお小遣いをもらい駄菓子屋でおいしいものを買うのを楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?

 

ところが村の子供たちにはお小遣い制度がありません。なぜなら村ではお金のいらない社会を目指していたからです。(高田さんが村を出る直前にはお小遣いの支給が始まったらしい)

 

「お小遣いがないってどんな生活よ?」と思うかもしれないですが、そもそも村の子供たちはお金を使う機会がないと言っていいぐらい。学校に行った後は部活もせず友達の家にもよらずまっすぐ帰ってその後はまた労働することが決まっていたからお金使う暇がないんです。

 

ほんとに村の子供たちは本当にお金とは縁遠い生活をしていたみたいで、漫画の中でも村の子数人と下校途中にたまたま道端で拾った10円が初めて見たお金で、村の近くにある商店でドキドキしながら飴を1つ買うというほほえましいエピソードが出てくるぐらいです。 

 

30年近く前の出来事とはいえ、小学校低学年でも「それまでお金を見たことがなかった」という子はまれな存在だと思います。でも村ではそれが当たり前という現実にカルチャーショックを受けましたね。

 

全体的な感想 

最初にも書いたようにこの漫画を数ページ読むたびに「マジか」「すげぇな」「こわっ」「うわぁ」みたいなことをつぶやいていました。それぐらい自分が子どもの頃と比較して生活そのものが違っていたからです。僕が今回紹介した内容以外にも「えっ?そんなことするの?」と思わされる箇所がいくつもあり(手紙の検閲とか)ほんとに驚きの連続でした。

 

ただこの漫画は高田さんの小学生の時の話を中心に描かれているので、個人的にはその後の中学生から村を出るまでに村がどう変わったのか?また高田さんの心境がどう変わっていったのかが気になるんだよなぁと思っていたら‥‥‥

 

「続きあったよ!!」

 

『さよなら、カルト村。』ということでしっかり続編が出ておりました(笑)こっちの作品では村を出るまでのことが書かれているようなので、今後読み終わり次第続編の感想も書いてみようかと思います♪

 

それにしてもカルト村、なかなか衝撃的だった‥‥‥。

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。