ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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コンビニで立ち読みをし続ける男の話。

たまーに過去を振り返ることがある。印象に残ったこと。楽しかったこと、後悔したことなどなど。思い出す内容は様々だが、この前思い出したのは僕が大学を卒業してから半分ひきこもりのニートの時に出会った人だった。

 

その頃の僕は、お金もなく自分の人生に絶望していたため一日中何もしないという日々を過ごしていた。家の中にいるか、プラーっと外に出ては近くのコンビニや古本屋などで興味のある本をひたすら立ち読みし、一日を終えるという非生産的な毎日を過ごしていたのだった。

 

ただ、近所のコンビニや本屋には毎日行くことはなかった。なぜならば毎日行くことで店員に「あの人今日も来てるよ。ニートなんじゃねぇの??」と思われるのがいやだったからだ。

 

今となっては別に見知らぬ他人に何と思われようがどうでもいいことだと思うのだが、当時の僕は後ろめたさもあり、なるべく人の意識に入らないように行動するようにしていた。

 

「自分は目立ってはいけない。なるべくひっそりと活動しなければならない」

 

世間体なども気にしていたのだろう。いわゆる自意識過剰ってやつだ。そんな僕は近所のコンビニや本屋、図書館などをぐるぐると曜日ごとに変えるローテーション制を取っていた。

 

彼とはしばしば僕がいくコンビニや本屋で遭遇した。

 

雑誌を食い入るように隅から隅まで読んでいる彼。やや長髪で年は中年ぐらいだろうか??僕のローテーション制の中に入っている店に行くと、まぁまぁの頻度で彼がいるのだ。

 

「あっ、またいる。」

 

声に出すことはなかったがそれ位しょっちゅう彼とは遭遇していた。大抵は彼がじーっと雑誌を読んでいてその店に僕があとから行くパターン。特に目があったりするわけでもなく会話をするわけでもない。ただただ存在だけ知っている。彼はどうかはわからないが、僕は彼を認識している。そんな人だった。

 

彼の好きな雑誌は少年誌だった。分厚い少年誌をいつも読んでいた。僕持少年誌は好きだが、掲載されているすべての漫画が好きなわけではない。興味のないものは飛ばして読んでいたのだが、彼は違った。

 

雑誌の始めから終わりまでしっかりと読みこんでいた。特に笑うわけでもなくただ真剣に読んでいた。

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僕が適当に数冊の雑誌を流し読みし終えたころ彼はまだ一冊の少年誌を読んでいた。僕が早いのかそれとも彼の読むペースが遅いのか。そんなどうでもいい事を当時考えたりもしたものだった。

 

やがて僕は、ニートを辞め頻繁にコンビニや古本屋などで立ち読みをする事はなくなった。そのため彼と同じ店で立ち読みをするという事もなくなった。

 

この前彼の事を思い出して、当時立ち読みをしていたコンビに行ってみた。

 

「もしかしたら彼がいるかも‥‥‥」

 

別に期待していたわけではない。いたらいたで面白いかもな位の感じだ。

 

彼はいなかった。まぁかれこれ7年ぐらい前の話だ。もういるわけないのだ。

納得しつつも単純な疑問が浮かぶ。

 

彼はどこに行ったのだろうか??

 

おそらく当時の彼は僕と同じように無職だったはずだ。ニートかどうかは分からないが少なくとも仕事はしていなかったはず。平日の真昼間からしょっちゅう遭遇していたのだからその可能性が高い。(もしかしたら冶金っていう可能性もなくはないが)

 

何かの職についたのか??それとも‥‥‥‥

 

会話もしたことのない彼の事を何故か思い出してしまった。よっぽどの暇人だなと思ったある日の午後の話だった。